さちこのナース勉強blog

ナースの為の勉強blog&ママナースの日常 元ICUナースが臨床で役に立つ看護の基礎と病態をわかりやすく伝えます。ママになって経験してきたこともお伝えしていきます。

狭心症について

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こんにちは、さちこです!(*´з`)

今日は狭心症について

書いてみようと思います。

 

狭心症の病態と

狭心症の種類について書きます。

狭心症の復習になると思うので

是非読んでみてください!

 

では始めます

 

本日の流れ

 

 

 

1 狭心症の病態

狭心症っと聞いてパッと病態が

話せますか??

狭心症は、冠動脈が硬くなること

によって狭窄あるいは攣縮(れんしゅく)

冠血流量が低下、

一過性に可逆性の心筋虚血

きたす病態です。

 

一過性に心筋虚血なんです!

心筋梗塞は冠動脈が閉塞または

狭窄により、

その血流域の心筋が死んでしまった

病態を言います。

狭心症は一過性に心筋虚血なので

心筋が死ぬところまではいかないのです。

 

では、狭心症の種類がいくつかあるので

今度はその種類について

お話ししたいと思います。

 

2 狭心症の種類 

狭心症には大きく分けて慢性冠動脈疾患

急性冠動脈疾患があります。

今からそれぞれの狭心症について

詳しくお話しします。

 

【慢性冠動脈疾患】

慢性冠動脈疾患には

労作性狭心症異型狭心症

2つがあります。

 

労作性狭心症

冠動脈に器質的な狭窄が存在するときに

運動などの労作で心筋酸素消費量が

増大したとき、血液酸素の供給が

追い付かなくなって狭心症発作が

生じます。

この場合、安静にすることで

増加した心筋酸素消費量は

元の状態に戻るため、

心筋の虚血はなくなり

痛みもなくなる。

狭心症を起こす冠動脈硬化の程度は

冠状動脈の内腔が75%以上狭くなると

狭心症が起こるといわれています。

 

特徴

労作によって誘発

・前胸部絞扼感・前胸部圧迫感が

 3~5分間程度持続

・発作時に心電図でST下降T波陰転化

 (冠性T波

硝酸薬ニトログリセリンなど)で

 速やかに胸痛が消失

・血液検査で心筋障害マーカーの上昇なし

 (トロポニン、CK、CK-MBなど)

・運動負荷心電図にてST下降を認める

 

 

異型(冠攣縮性)狭心症

比較的太い冠動脈が一過性に異常に

収縮することで生じます。

冠攣縮(かんれんしゅく)は、

血管内皮障害(動脈硬化

による内皮細胞からの一酸化窒素(NO)

産生の低下が原因といわれています。

NOには血管拡張をする働きがあるため、

NOが低下すると血管が収縮してしまう。

血管拡張する力がなくなり

収縮する力があるので

過収縮となり冠攣縮が生じます。

これにより一過性のST上昇が生じ

心筋虚血が起こる。

 

特徴

・喫煙者・飲酒習慣がある人に好発

夜間~早朝・安静時に起こる前胸部痛

 (数分~15分程度持続)

・発作時、心電図でST上昇あり

・血液検査で心筋障害マーカ―の上昇なし

Ca拮抗薬によって発作が抑制されるが

 β遮断薬によっては抑制されない。

 

※Ca拮抗薬

=ベラパミル、ジルチアゼム、アムロジピン

 ニフェジピンなど

β遮断薬

=アテノロール、プロプラノール、

 ピンドロールなど

 

【急性冠症候群】

不安定狭心症

冠動脈内に動脈硬化に起因する

不安定プラークの破綻などにより

血栓が形成され

それによって急激に冠動脈内が狭窄し

心筋虚血に至った状態。

重症・増悪型狭心症であり

心筋梗塞の移行や突然死に至る

可能性があるので早急な対処が必要です。

 

怖い狭心症です・・・💦

 

特徴

労作時・安静時を問わず

 前胸部・胸骨後部の胸痛

・下顎・頸部・左肩または両肩

 左腕・心窩部の放散痛

・胸痛が数分~20分程度持続

・発作時心電図のST低下

・虚血性心疾患の既往・家族歴が

 あることがある

・危険因子(高齢・男性・喫煙者・

 脂質異常症・糖尿病・高血圧)が

 複数存在

 

今日はこんなところで終わりにします。

 

狭心症の病態について書いてみましたが

復習になりましたか??

狭心症と聞いてパッとすべての病態が

浮かぶのは難しいかもしれません。

でも、時々振り返ることで

自然に頭に残っていくと思うので

時々の振り返りは大事ですね☆

 

この記事を見て振り返りになれば

うれしいです。

 

ではまた書きます!

 

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