さちこのナース勉強blog

ナースの為の勉強blog&ママナースの日常 元ICUナースが臨床で役に立つ看護の基礎と病態をわかりやすく伝えます。ママになって経験してきたこともお伝えしていきます。

採血をうまくとるコツ

こんばんは、さちこです!

今日は、採血室で働きはじめて

1ヶ月経ち

この1ヶ月で学んだ

採血のコツを書いていこう

と思います!

 

基本的なこともありますが

意外と

え!そうだったの?

っていうこともあったので

ここに書いておきます☆

皆さん参考にしてみてください!

 

 

でははじめます!

 

本日の流れ

 

 

 

1 見える血管を探すべし

これは、看護師なら皆さんがご存知の

ことだと思いますが

見える血管にアプローチすることが

ものすごく大事なのです。

腕をパッと見て

「あ、あのへんだなー」

と思うことありますよね

そういう見える血管を探せると

成功率が上がります。

だいたい、これかな…?

ぐらいの気持ちでいくと

外すことが多いです。

きっと皆さんも経験済みのはず。

 

駆血してみると

見えなかった血管が浮き出てくることは

よくありますよね。

でもそれでも見当たらないなぁってことも

ありますよね

そんなときどーしてますか??

 

時々先輩方で腕を

パンパンと軽く叩いている

方いますよね??

あれは、根拠がない手技らしいです。

採血室で働きはじめて

初めて知りました。

結構な割合これやってる人

いる気がするんですけど…

 

叩くことで、ワーファリンとか

サラサラ系のお薬を飲んでる人は

内出血が起こる可能性があるので

やらないようにしてくださいね。

その時は大丈夫でも

後から家に帰ったらなんか

赤紫色になってきたって言われる方

いるみたいです。

高齢の方も多くなってるので

とくに注意が必要ですね。

どうしても癖でやっちゃう人は

こういうリスクもあることを理解した上で

やってくださいね。

 

血管が見えないときの方法としては

患者の腕と肩の位置を把握して

肩に負担がかからない程度に

肘が伸展するように

高さを調整することが大事です。

これによって、

これかな?っていう血管が

よく見えるようになりますよ。

 

あと、伸展させることによって

皮膚のたるみがなくなり

血管を固定しやすくなるので

血管が逃げちゃうことが

少なくなります。

 

あとは温めることです。

本気で見えない!どーしよう。

ってなったときの最終手段。

私はこの職場に入るまで、

一度もやったことなかったんですが

先輩たちが温めてみますねって

ホットタオルで温めたあと、

ほとんど血管を見つけ出し

採血に成功しているので

私も挑戦してみたら

血管が浮き出てくるんですよ!

びっくり!

そしてちゃんと採血成功するんですね〜

初めて試してみた時は、感動しました!

 

 

2 固定はしっかりすべし

さっきもすこしお話ししましたが

血管を見つけたら

あとは迷わずそこ目掛けて

針を刺すだけ!なのですが

ここで重要なのが

血管の固定です。

それほど固定しなくても

血管が逃げない方もいます。

男の人で筋肉質な方とかは

わりとそんな傾向です。

女性の方で血管が細い方や

意外と血管が駆血してないけど

浮き出てるような方は、

刺したあと血管が逃げちゃう

傾向があります。

私調べですけどね笑

そんな血管の逃げやすい方には、

とくに、血管を逃すまい!と

針を刺す部位を伸展させて

血管が逃げないように

固定します。

刺す血管の下方向に

伸展させるだけじゃ

ダメそうな場合は

針刺しには気をつけなければ

ならないですが

刺す位置の上に人差し指下に親指

セットしてその部位を引き伸ばすように

固定します。

とにかく血管が逃げないように

固定をするのです。

このポイントをちゃんと押さえれば

血管が逃げることは避けられるはずです。

それでも頑張っても

ダメな場合もありますけどね💦

 

 

3 変わることも勇気

血管がどうしても見えない時、

探し出せない時ってありますよね。

そんな時は、躊躇なく

他のスタッフに代わってもらうこと!

これは、一度も刺してないけど…

と躊躇せず血管が見えなくて

ミスするぐらいなら

患者のためにも他のスタッフに

代わってもらって採血をお願いしましょう。

 

あ、でも病棟ではどのスタッフが見ても

難しい患者さんが一定の割合います。

その雰囲気は腕を見ただけじゃ

わからないと思うので

悩んだら先輩に相談して

みるのが1番ですね。

 

あとは一度刺してダメだった時

この血管ならいける!っていう

血管がない限り

他のスタッフに代わって

もらうことを

お勧めします。

2度目も

んーこの血管??って感じの

血管にトライしなきゃいけない場合

だいたいダメなことが多いです。

 

出来ないことを認めることも勇気です。

調子が悪い時もあります。

でもそんなの患者には関係ありません

だからこそ、

この血管は自分には難しいかも

と思ったら患者のことを考えて

代わってもらう選択をしてください。

自分の意地だけでは

どうにもならないこともあります。

変わることも勇気なんです。

 

今日はこんなところで終わろうと思います。

どうでしたでしょうか??

採血のコツ伝わったでしょうか?

このコツは、ルートを取る時も

使えます!

ぜひ次やる機会があったら

使ってみてください!

ではまた書きます☆

 

ブログランキング参加しています

良かったら押してください!

ブログランキング・にほんブログ村へ

 

 

Dr.とらますくの採血&静脈ルート 確保手技マスターノート

Dr.とらますくの採血&静脈ルート 確保手技マスターノート

  • 作者:佐藤智寛
  • 発売日: 2017/03/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)