さちこのナース勉強blog

ナースの為の勉強blog&ママナースの日常 元ICUナースが臨床で役に立つ看護の基礎と病態をわかりやすく伝えます。ママになって経験してきたこともお伝えしていきます。

輸液の基礎 第三弾 水分輸液と維持液

 

こんにちは、さちこです!

8月も半分終わってだんだんパートの時間の

リズムがつかめてきました!

blogの時間もなんとなくこのぐらいの時間から

記事づくりをしたらいいのか!

というのがわかり始めた時期です☆彡

 

今日は、昨日に引き続き

「輸液の基礎 第三弾」

ということで、水分輸液と維持液について

お話ししようと思います。

水分輸液や維持液と聞いて

何の輸液が思い浮かびますか??

意外とパッと思い浮かばないかもしれません。

ココでは、水分輸液と維持液が

どんな内容のものなのか

どんな時に使われるものなのか

知ってもらいたいと思います。

では、早速始めま~す('ω')ノ

 

本日の流れ

 

1 水分輸液とは

水分輸液とは、その名の通り水分を補充する

輸液のことです。具体的に言うと

5%ブドウ糖液が水分輸液にあたります。

では、5%ブドウ糖液は体の中で

どのように移動するのか説明していきます。

 

5%ブドウ糖

この輸液は、細胞外液に投与される生食とは違い

投与すると細胞内液・細胞外液の両方

全体的に補充される薬剤です。

主に細胞内液に7割程度

細胞外液に3割程度分布します。

高張性脱水(水欠乏性脱水)の時などに

使用されます。

※高張性脱水とは

熱中症や飲水が出来ないときに

生じやすい脱水です。

水分だけが体内から喪失したときの脱水。

 

2 維持液(複合低張性電解質輸液)とは

水分を身体全体に分布させることを目的に

生食5%ブドウ糖液(5%TZ)を混合して

調製された輸液のこと。

維持液は1~4号液まであり

電解質濃度が高いほうから

1⇒2⇒3⇒4号液となっています。

 

ソルデム、ソリタ、KNなど

いろいろな品名があります。

自分の施設では何を使っているか

思い浮かべてください(*´з`)

 

1号液(開始液)

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1号液

生食と5%TZが同じ分量で作られています。

さっき説明した5%TZがここで出てきましたね。

5%TZは、代謝されると水になるので

細胞内に水を分布させることが出来ます。

生食だけと比べると5%TZが入っているので

細胞内への水分分布がされるのがわかると思います。

K⁺を含まないので心不全腎不全患者

おいても

緊急の水分と電解質補給の輸液として

使用されることが多いです。

病態が不明であるときや脱水症状、高K血症、

心不全の可能性があるような患者が

救急で来た場合いきなりK入りの輸液を

投与するのは危険ですよね。

なんでかというと、K値が急激に上昇すると

致死性不整脈を誘発する恐れがあるからです。

そのため、病態がわからないときは

Kが入っていない1号液を使用されます

 

心不全の患者さんがよく1号液を

投与されているのは、

K値を上昇させたくないからという理由

ですね。

 

Kが入っていないので単独投与では

低K血症になりやすいので注意が必要です。

K値のモニタリングも

忘れずに行う必要がありますね

 

2号液(脱水補給液)

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2号液

2号液は、5%TZが少し多めに入っています。

K⁺、Mg²⁺、HPO²⁻が加わっています。

細胞内電解質喪失を伴う電解質補給を

目的としたもの。

脱水の時は、利尿を確認した後の低K血症

細胞内電解質が不足する脱水の治療に

用いられます。

あまり2号液に出会ったことはないです。

 

3号液(維持液)

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3号液

5%TZの割合がさらに増えました。

1日に必要な水分や電解質を補うことが出来る

組成になっています。

5%TZの割合も増えており、Na濃度が低いため

主に細胞内に水分が分布します。

主に高張性脱水(水分のみが失われた状態)

への投与や維持輸液として使用される。

 

ただし、Ca²⁺、HPO²⁻、Mg²⁺は含まれず

Na⁺濃度が低く、K⁺濃度が高いため

長期の維持輸液には向いていないです。

腎障害がある場合はK濃度が高いため

尿量に注意し管理が必要です

 

4号液 

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4号液

5%TZが多く配合されています。

K⁺を含まず、Na⁺濃度が低い

そして糖質の割合が多いことを

特徴としている。

Kが入っていないため腎機能が低下している

新生児や未熟児、

5%TZの割合が多いため

水分補給を目的とした高齢者

術後の回復液としても使用されます。

⇒私はあまり4号液に出会ったことがないです

 (;^_^A

 

お疲れさまでした!

どうでしたか??

水分輸液と維持液について

分かったでしょうか??

意外と知らなかったことも

多かったんじゃないですか??

(知っていたよ!という方ごめんなさい💦)

 

これを機に輸液を投与するとき

思い出していただけたら嬉しいです!

 

輸液の基礎については第三弾まで

書きましたが、

今回でとりあえず終わりにしようと思います

栄養については、私もまだ勉強していないので

また勉強したら

blogに載せたいと思っています!

 

では今日はこの辺で( `ー´)ノ

 

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こんにちは!今日は水分輸液と維持液についてかきました!輸液の基礎シリーズは今日で終わりですよかったら見てください!http://saccyan-kango.hatenablog.com